【セミナー報告】 「佐竹 拓也先生:Clinical deployment①」に参加

こんにちわ!

Nextep labo代表のはまやんです!(^^)!

 

今回は、長野県のBiNIリハビリセンター長野 Physical Wave Resonanceでご活躍中の「佐竹 拓也先生」を高知にお招きし、

「Clinical deployment①:問診から神経系の木を紐解く」に参加してきました。

 

 

Clinical deploymentとは???

 

佐竹先生が自費の分野で数多くクライアントと向き合ってきた経験から

痛み・しびれに対する臨床展開・徒手療法を中心としたシリーズとなっています。

 

臨床家が最も多く遭遇するであろう「痛み・しびれ」ですが、

主観的で定量化できない症状で機械的・化学的・心理的・認知的側面など多種多様な要因が絡むため

難渋するケースも非常に多いのではないかと思います。

 

 

僕自身も膝の粉砕骨折をリハビリの学生時代に経験し、

臨床に出てからは数多くの痛みと向き合ってきました。

 

そういった経験からも痛みに対しては真剣に向き合ってきましたが、

それでも難渋する痛みへの解決に苦労する日々でした。

 

 

そういった悩みは僕だけでなく多くの臨床家が持っていると思います。

 

 

佐竹先生のセミナーはそういった想いを持った人にはぜひ聞いてほしい内容となっています^^

 

 

佐竹先生のインタビュー記事↓

Clinical deploymentとは?

 

 

 

痛みやしびれの解決に必要な3つのポイント

 

今回のセミナーでは佐竹先生自身の経験を踏まえた介入方法の一例を提示していただきました。

 

 

ポイント①:思考の統一化

 

人は大脳皮質の大きな発達に伴いその他の動物と比べて「思考力(意識力)」を身につけました。

 

この思考力の特徴として、

 総量:一度に考えられる(意識できる)量

⇒ モノタスク・マルチタスク etc

 指向性:意識の向いている(考えている)方向

⇒ 希望・不安・安心・諦め・期待 etc

 速度:頭の回転速度

⇒ 情報の処理が遅い / 速い

などがあります。

 

 

そして思考は脳波と呼ばれるように「波」です。

 

波は互いに近づき接触することで「共鳴」して大きなエネルギーとなっていきます。

 

つまり、施術者とクライアントの思考が一致することで大きなエネルギーへと育っていくんです。

 

こういった特徴を考えると、

「難渋する痛み・しびれは解決できる」という希望を持ってもらえるような関わりが必要になってきます。

 

 

 

ポイント②:報酬系を回す

 

次に人体最大の治癒機構の一つとして「報酬系」があります。

 

この報酬系の持つ力を最大限に引き出すことで症状の解決へと向かっていきます。

 

報酬系の特徴として、

 「大脳皮質」での報酬系

⇒ 認知バイアスによる経験・知識が関与

 「大脳皮質下」での報酬系

⇒ 情動(無意識下)が関与

があります。

 

この報酬系を体性感覚化して評価することで

クライアントの治癒力を評価していくことができます^^

 

 

 

ポイント③:正しい知識

 

難渋する痛み・しびれを抱えたクライアントは

多くの不安・猜疑心を持っていることが非常に多いです。

 

誤った知識・経験を積み重ねて何を信じていいか分からなかったり、

「少しでも希望があるなら」と藁にもすがるような気持ちの方もいます。

 

そういった方々に対して専門家が伝える言葉は

非常に「責任」が伴います。

 

だからこそより「正しい」知識を見つけていかなきゃいけないし、

自分目線にとどまらずクライアント目線を持ってなきゃいけないんです。

 

 

 

痛み・しびれを考えるための臨床的知識

 

解決のための3つのポイントを押さえたうえで

さらに臨床で押さえてくべき知識もお伝えしていただきました。

 

 

 

痛みやしびれの分類

 

一般的な分類方法はもちろんありますが以下のような分類となっています。

 

 神経系への傷別

 タイミング別

 原因別

 

こういった特徴からより詳細な原因へと繋げていきます。

 

 

 

問診による身体変化

 

問診は単なる情報収集ではありません。

 

言葉も音波であり「波」です。

そのため言葉を発することは波を起こすことなので身体にも何らかの作用を起こします。

 

そのため問診をしていく中で発せられる言葉によって生じる

身体の変化を細かく観察・感じることで原因部位を探していきます。

 

 

 

ストーリーを作る

 

問診を通してクライアントが歩んできた歴史を紐解いていきます。

そのストーリーの構築によってクライアントが納得できることが報酬系へと繋がります。

 

さらに、ストーリーを構築することで症状の

根本的原因や因果関係まで理解することが可能となってきます。

 

 

 

結果の提示

 

評価で得られた結果を包み隠さずに提示することが非常に大切です。

 

この提示によって期待感と一時的な猜疑心を抱かせることによって

その次の関わりによる報酬系が大きく変化します。

 

問診で得られた仮説の検証こそが大きな治癒機構となり得るのです。

 

 

 

中間評価をしっかり行う

 

度重なる検証作業という実体験は確証へと変わっていきます。

 

この確認作業をすることでクライアントの思考と

施術者の介入の指向性を一致させていくことができます。

 

こういった作業を地道に繰り返すことで「変化」を常に感じてもらうことが大切です。

 

 

 

神経系の木

 

最後に「神経系の木」という考え方についてお伝えしていきます。

 

神経系は脳~脊髄~末梢神経という流れとなっていますが、

どんなに名称を変えて分岐しようとも1本です。

 

そのため腰が痛くてもその神経のトラブルは

全身どこにでも原因となりえる場所があることになります。

 

この辺りの内容は佐竹先生のインタビュー記事をご覧ください↓

神経系は人体の中の大きな木

 

 

 

まとめ

 

今回のセミナーはシリーズ第1弾となります。

 

難渋する痛み・しびれに対する総論としての内容でしたが、

「問診・提示・評価&説明&介入・中間評価・納得」という手順を踏むことで

今まで対応できなかった悩みに間違いなく向き合えるようになっていくと思います。

 

今後は各論として各部位へのより具体的な介入について学ぶことができます。

 

今回のセミナーへ参加した方はもちろん、

次回から参加してみたいと感じた方はぜひ参加してみて下さい^^

 

 

最後に、

今回のセミナーは佐竹先生のご協力も合って

「オンラインセミナー」での開催も企画中です。

 

セミナーを動画で撮影したものを編集して配信していきますので

興味がわいた方はそちらで内容を確認できるようになっています。

 

この機会にぜひ難渋する痛み・しびれに対する新たな介入方法を学んでみてください^^

 

 

 

現在募集中のセミナー↓

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【佐竹 拓也先生】 痛み・しびれに悩むセラピストのためのセミナーシリーズ

ー 06/09 高知:Clinical deployment①「問診から神経系の木を紐解く」

ー 10/20 高知:Clinical deployment②「胸郭・脊柱・骨盤の外骨格モデルと神経症状」

ー オンラインセミナー:「年間2,000足と向き合った臨床家が伝える足部の徒手療法・インソール」

 

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ー オンラインセミナー3:「コアの科学と臨床展開 ~機能解剖と神経学に基づく身体コンディショニング~」

 

 

 

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濱田 聖矢(はまやん)

フリーランス理学療法士! 「Nextep(次なる1歩を踏み出す)」をテーマに、各地で講演を行いながら、高知での自費の整体サロンを運営中。 高知の働く人の健康を育てることを中心に、女性が働く社会の実現を模索中。

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