痛みを科学する①:痛みはなぜ起きる?

患者様の悩みの種で、多くのセラピストが携わる症状の一つに「痛み」があります。

 

痛みは目に見えず主観的で定量化も難しく、

その実態を正確に理解することも難しいのが現状です。

 

それでも「痛みがなぜ起こるのか?」という理解をすることは、

目の前の患者様のお悩みを解決する上では非常に大切です。

 

 

痛みって何???

 

まず初めに痛みについて理解をしていきましょう^^!

 

国際疼痛学会での定義では、

実質的または潜在的な組織損傷に結びつく、

あるいはそのような損傷を表す言葉を使って表現される不快な感覚・情動体験

と記載されています。

 

この一文で記載されていることを僕なり解釈すると、

 組織損傷に起因する急性痛がある

 損傷と因果関係のない慢性痛がある

 疼痛は、感覚的情動的認知的側面がある

ということです。

 

やはりその全体像を捉えるには苦労しそうですね!汗

 

究極的にご本人が「痛みだ!」と理解してしまえば

それが痛みとなってしまうわけです。

 

ただ痛みを理解するために多くの著名な先生方が研究を重ねっていただいたことで

少なからずその実態のしっぽが掴めてきています。

 

 

痛みはなぜ起きる?

 

では痛みはどのように起きるのでしょうか?

簡単に説明すると、

「痛み」という信号が脳に届いて出力(表現)された結果なんです。

 

例えば「明かり」に例えると次のステップになります。

1.スイッチに触れる(受容器に刺激が入る)

2.スイッチを押す(痛みの閾値を超える)

3.電線を電気が流れる(上行性に神経を信号が流れる)

4.ライトに電気が届く(脳に信号が届く)

5.明かりがつく(痛みが出力される)

という感じでしょうか。

 

単純に考えると、

このステップのどこかにトラブルが起きると痛みが生じます。

 

 

痛みを捉える考え方

 

先ほどのステップから考えてみると、

 刺激の種類は?

 刺激の強さは?

 刺激の入力時間は(単発 or 持続)?

 受容器は正常に機能しているのか?

 どの電線を通るのか?

 電線は正しく機能しているのか?

 中継地点でのやり取りはうまくいっているのか?

 脳は正しく認識しているか?

などが考えられます。

 

刺激はただの情報です。

 

その情報(刺激)と受け皿(身体)の関係性の中で、

導き出した答えが「痛み」です。

 

身体には「カラダ」と「ココロ」があります。

 

痛みの実態を捉えるためには、

 刺激(種類・強さ・時間)

 カラダ(受容器・神経・脳)

 ココロ(思考・感情・知識・偏見・思想・観念 etc)

に分けて考えると理解がしやすくなります。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

今回は、「痛みを科学する:痛みはなぜ起きる?」についてお伝えしました。

臨床で遭遇する痛みについてしっかりと理解することが非常に大切です。

 

ただ教科書に書いてる細かな知識を臨床に落とし込むのは工夫がいります。

 

本ブログでは多数の書籍・文献・セミナーで得た知識・技術を

実際の臨床でどのように生かしているのかをお伝えしていきます。

 

より詳細な知識・技術を得たい方はぜひ参考書籍などを参考にしてみて下さい。

 

今回の内容が、皆さんの臨床にとって、

Nextep次なる1歩を踏み出す)」

するきっかけなれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

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濱田 聖矢(はまやん)

フリーランス理学療法士! 「Nextep(次なる1歩を踏み出す)」をテーマに、各地で講演を行いながら、高知での自費の整体サロンを運営中。 高知の働く人の健康を育てることを中心に、女性が働く社会の実現を模索中。

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