【セミナー報告】 「近藤拓人先生:運動と感覚の統合 ①~⑤」への参加

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

Nextep labo代表のはまやんです。

 

今回のブログでは9月に東京・大阪で計5日間参加させていただいた、近藤拓人先生の「運動と感覚の統合」セミナーで得た学び・体験をシェアしたいと思います。

 

はじめに

近藤先生とは、今回のセミナーでお会いするのが初めてでした。

実は高知県に何度かセミナーが開催されていて、お会いできる機会は多々あったんですけど、

県外の他の参加予定の研修会とすべて被ってしまい、お会いできずじまい。

 

ある日の夜、とある研修会の情報を眺めていると、気になっていたセミナーがアップさていました。

 

「運動と感覚の統合」

 

以前からアンテナをはっていたので、見つけた瞬間からテンションMAX!!!笑

速攻でスケジュール調整をして申し込みボダンを連打!!!(連打はダメですね!笑)

 

そして、この9月にタイトスケジュールですが、一気に学ぶことになったのです。

 

 

近藤 拓人(こんどう たくと)先生とは???

ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、簡単にご紹介させていただきたいと思います。

 

ミソネタ州立大学アスレティックトレーニング学科でアスレティックトレーナー資格を取得し、アイスホッケーチーム・スポーツクリニックでのインターンを経て帰国。

現在、宮崎県でWOW’D宮崎テクニカルディレクターに就任し、痛みや疾患を抱えるクライアントの運動療法から、一般の運動愛好者からプロスポーツ選手まで幅広い層へのパフォーマンストレーニングを指導しています。

 

また、全国各地で呼吸・機能神経学・運動療法などのジャンルを中心にセミナーを開催しています。

 

【保有資格】

 NATA-ATC:全米アスレティックトレーナーズ協会アスレティック・トレーナー

 NSCA-CSCS:全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト

 PRI-PRT:Postural Restoration Institute認定Postural Restoration Trained

 DNSET:動的神経筋安定化(DNS)認定エクササイズトレーナー

 

先生を知っている人に話を聞くと、

「あの人はマジで天才!!!」

って答える人ばっかり。

 

何が天才なのかは、会って話を聞くとすぐに分かりました。

話す内容のレベルが高すぎて、予習なしでは眩暈が出そうなレベル!

何とかくらいついて、必死に勉強しました。

 

 

「運動と感覚統合」とは???

では、その内容とはどんなものなのでしょうか???

 

運動を行うためには、身体の状態と環境との相互作用が大切です。

 

例えば、視覚・聴覚・平衡覚・触覚・味覚・嗅覚などの感覚情報が脳内で統合され、運動出力へと変換されていきます。

これらの運動と感覚の統合ができていなれば、異常筋緊張や交感神経系の過剰な反応、めまい・頭痛・耳鳴りなどの不定愁訴、動作不良を起こします。

その結果、ケガやパフォーマンス低下を招く危険性が高まっていきます。

 

今回のセミナーでは、各々の感覚情報がどのように運動に関与しているかを紐解きながら、

それらをエクササイズなどを通じて、感覚統合していく考え方・方法を学ぶことができました。

 

今回のスケジュールは、

 東京(3日間):基礎・体性感覚、視覚、前庭感覚

 大阪(2日間):脳、脳神経

という日程です。

 

 

①:基礎・体性感覚

まずは、機能神経学についての基本的な考え方!

以前、別の先生から教わっていた内容もあったので、ある程度の予習は行えていました。

 

その中でも、特に印象に残っている内容としては、

 

 「できること」と「やれること」は違う

 コーチング的に動作学習すればスキルアップするが、実際の動作場面でやっている動作につながるわけではない

身体の神経システムが変化をすれば、実際の動作場面では「やれること」は変化する

 脳に必要なエネルギー

 燃料:呼吸による酸素、食事による糖(グルコース)

刺激:各々の感覚器官からの多種多様な求心性・遠心性情報(インプット・アウトプット)

 脳は「安心・安全」を求めている

 ボディーマッピング・視覚・前庭感覚による、「身体の認識」と「外部環境の把握」と「環境に対する位置関係」などが得られなければ、身体に異常な反応を示していまう

 

これらの内容を様々な方法で促していき、神経システムの統合を図っていきました。

 

②:視覚

2日目は「視覚」についてです。

人は視覚からの情報が大半を占めているので、運動への影響も非常に強いのが特徴です。

 

視覚は外部環境を把握するために重要な感覚器官です。

そのため、自分の身体と外部との関係性を理解するために活用されます。

 

そのための仕組みとして大切なのが、

 中心視システム:意識的に対象物をとらえる

 周辺視システム:無意識に対象物の周辺をとらえる

です。

 

これらで得られた感覚情報は、脳を活性化させていきます。

 

さらに、対象物をが移動したり、自身が移動したりする時には、眼球運動が必要になってきます。

 パス―ト:追従性眼球運動、サッケードで中心窩にとらえた対象物をが動く際に、追従する眼球運動

 サッケード:衝動性眼球運動、周辺視野にある対象物を中心窩でとらえる眼球運動

これらによって外部情報を把握しつつ、それぞれが大脳皮質を刺激していきます。

 

そして、眼球運動による神経系の活性・抑制のバランス、頭部との連動・分離性などを交ながら神経の統合を図っていきます。

 

③:前庭感覚

重力・加速度を検知し、環境に対する位置関係を把握するための大切な感覚です。

特に、三半規管・耳石などが関与します。

前庭からつながる神経路によって動作への影響は大きく、眩暈・ふらつきなどの症状とも関連が強いです。

 

④・⑤:脳・脳神経

脳・脳神経は、姿勢・運動・呼吸・痛み・筋緊張・思考など様々な役割に関与しています。

各部位の役割の理解はもちろん、各感覚器官と運動とのつながりを理解し、

細かな評価・活性。抑制の方法を学ぶことができます。

 

また、運動器疾患であっても、神経系の作用は間違いなく生じています。

そのため、普段の臨床に合わせて神経系の考え方を取り入れることで更なる効果を引き出すことが可能になります。

 

 

参加したメリット

本当に多くの学びと出逢いがありました。

その中でも特に感じたことは、

 

 「機能神経学」という眼鏡を手にした

 運動・感覚器官・脳とのつながり・統合を理解できた

 自己組織化理論に基づくエクササイズの幅を知れた

 

などの3点が大きかったように思います。

 

今までの施術内容に対して、

「機能解剖学」×「機能神経学」という組み合わせを用いて、自己組織化理論を徒手・運動療法で展開できる。

 

この振り幅によって、今まで対応できなかったクライアントさんの悩みにも寄り添い、対応できることができる。

その感触と自信を得られたのは、一か月間のタイトスケジュールであっても大きかったのではないかと思います。

 

 

まとめ

① 機能神経学という眼鏡によって、多様な評価・施術・エクササイズの手段を手に入れられる

② 「できること」ではなく、神経視システムの可塑化を図って「やれること」を増やしていく

③ 脳は多様な感覚器官からの情報を無意識に入力され、統合し運動へと変換している

 

 

おわりに

いかがでしたか?

今回は、東京・大阪で行われた「運動と感覚の統合」セミナーへ参加して学んだことの一部を少しだけシェアさせていただきました。

 

機能神経学を学ぶことは、本当に多くの視点を得られます。

痛み・筋緊張・動作のトラブルに携わることは非常に多い中で、

その本質を見極めた介入手段を手にすることの意味は大きいです。

 

 

今回の内容が、皆さんの臨床・生活にとって、

Nextep次なる1歩を踏み出す)」

するきっかけとなれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

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濱田 聖矢(はまやん)

フリーランス理学療法士! 「Nextep(次なる1歩を踏み出す)」をテーマに、各地で講演を行いながら、高知での自費の整体サロンを運営中。 高知の働く人の健康を育てることを中心に、女性が働く社会の実現を模索中。

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